業務の見える化と社員自身の時間管理に対する意識改革を追求
上場企業及びグループ会社を中心に、基幹業務システムのERPコンサルや自社開発のSaaS商品を提供しているソリューション・アンド・テクノロジー。専門性の高いスペシャリスト集団として、社員の自主性を重んじながら可能な限り自由を尊重した働き方を方針としてきた。“働き方改革第1ステージ”として取り組んだのが社員自身の就業時間のコントロールに対する意識向上だ。全社員の予定管理の見える化、ICカードやスマートフォン打刻データを利用した取組も進めた。その結果、社員の間に日次・週次・月次によるプロジェクトの工程期間の在り方と生産性を変革する意識が芽生えてきた。今後は“第2ステージ”として、職務に就くことの再確認と理解を促し、適切な目標管理で業務効率を高めることを目指す。


取組内容
働き方の
改善・イントラネット掲示板により、全社員の予定(在席)管理を“みえる化”します。
・ICカードやスマートフォン打刻データを収集分析し、課題の発見と改善につなげる仕組みを運用します。
・テレワークの実験的導入を開始します。
・従業員エンゲージメントを導入します。
休み方の
改善・社員の有給休暇取得予定を全社で共有することで、取得しやすい雰囲気作りを行います。
・有給休暇の取得の少ない部門又は個人に具体的な
取得目標の作成を促す仕組みを作ります。・月間計画作成時にチームリーダーよりアドバイスを行います。
具体策1
在宅勤務を2019年から全社適用へ
モバイルワークは以前から行っており、今回新たに在宅勤務の導入に取り組んだ。現在はリモートアクセス環境の見直しとともにセキュリティを考慮したツールの選定を終え、実際に在宅勤務をしながらの運用ルールや規程の策定・マニュアル化を進めている。業務効率の向上のほか、通勤ストレスの軽減、ワークライフバランスの実現による自己啓発や家族と過ごす時間の増加などの効果を期待している。早ければ2019年1月から在宅勤務の全社適用を予定している。
具体策2
イントラネットと表彰イベントを活用
社内イントラネットで有給休暇取得予定を見える化し、全社員が共有できるようにした。また、有給休暇取得によるメリハリのあるワークスタイルで、時間管理と業績向上の両立を実現したチームに評価点を付与し、上位チームを表彰するイベントを開始した。密接に関係している「休み方」と「働き方」を合わせて評価することで、個々の社員がワークライフバランスを考える契機となることを期待している。
働き方改革、
現場の生の声を聞きました!

当社の人事・報酬制度の基調は、スペシャリストとして活躍できる「自由」と「公正な評価」から成り立っています。自由であることは、自分のペースで仕事を遂行してキャリアアップを続けることを意味します。このことは仕事の成果と能力の評価が公正に行われ、適正な報酬へとつながります。多様な社会の要請に応えながら成長を続ける制度を追求しています。

事務マネジャー
30代で大病を患って以来、毎月の通院が欠かせません。免疫力と体力が激減したため、一時は退職した方が会社に迷惑をかけないかもと悩んだこともありました。しかし、両立支援への柔軟な対応と、業務計画と就業時間にある程度の裁量を認めてもらえたことで、勤務を継続することができました。在宅勤務にも期待しています。