TOKYO 働き方改革宣言企業

建設業
森平舞台機構株式会社

本社所在地:台東区

常用労働者数:101~300人 

すべての従業員がやりがいや意欲を持って働き、能力を十分に発揮できる環境を整え、ワーク・ライフ・バランスを推進しながら、生産性の向上を図るため、全社をあげて働き方改革に積極的に取り組みます。

宣言書

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社員の健康管理に取り組み人材確保

森平舞台機構株式会社は、劇場や音楽ホール、テレビスタジオ、文化会館などの舞台機構の設計・製作・施工という特殊設備を手掛けて100年以上の歴史を持つ老舗企業。同社では2016年に健康経営の取組を始めたことをきっかけに、健康管理を社員任せにせず企業が積極的に取り組むことが、社員のモチベーションにもつながることを認識。働き方改革宣言では「時差出勤制度」「記念日休暇」「リフレッシュ休暇」など、働き方と休み方の両面からの改善を行うことで労働時間の短縮を行い、人材確保につなげている。

様々な制度浸透とともに
社員のモチベーションもアップ

特殊設備の建設業という常に現場の施工作業が伴う同社では、内勤の社員よりも工事グループや保守グループといった現場で働く社員の割合が多い。現場では現場のルールに合わせる必要があるために、社内で計画した制度を内勤の社員と同じように行うことが難しい。そのため働き方の改善で実施している時差出勤制度では、現場に出勤する時は現場ルールに準じ、書類作成などで内勤を行うときに制度を活用することを促した。時差出勤制度を利用する割合は、徐々に増えて現在は約30%。社員からは「早く帰ることで、趣味に充てる時間ができてリフレッシュにつながる」「仕事に集中できて業務効率が上がった」という感想が多く聞こえるようになり、制度の浸透とともに社員の意識の変化も感じることができるようになった。

取 組 内 容

働き方の改善

・時差出勤制度を導入し、趣味や自己啓発に取り組みやすくなるよう、多様な働き方の実現を目指します。

休み方の改善

・記念日休暇を導入し、個人や家族の記念日に休暇を取得する事でモチベーションの向上を図ります。リフレッシュ休暇を導入し、個人のリフレッシュを図ったり、家族や社外のコミュニティーとの関係性を深めるきっかけをつくります。

時差出勤制度の積極活用で学生評価がアップ

同社では時差出勤制度の導入に向け、2018年夏に東京都が実施した「時差Biz」と同時期に、社内トライアルを実施。社内満足度アンケートにおいて「使いやすい制度」「ぜひ、導入してほしい」というものや、男性社員の「早く帰って育児参加ができた」という多くの賛同の声を受け、2019年4月に時差出勤制度の本格運用がスタートした。
制度は8:00〜16:15、9:00〜17:15、10:00〜18:15の3つから勤務時間を選び、前日までに社内のグループウェアに行動予定を入力。上長への連絡は口頭で行えばよく、気軽に利用しやすい制度として社員の評判も良い。
こうした取組は人材採用の際に学生からの評価も高く、人材確保につながると考えている。

仕事へのモチベーションを向上させる休暇制度

仕事のモチベーションを上げるためにも、適度な休みは欠かせない。同社では2019年4月から、1年に1日、自分で記念日を定めて休暇を取ることができる、「記念日休暇制度」を設けている。誕生日、結婚記念日、子供の誕生日など記念日の決め方は自由だ。土日や夏季休暇、ゴールデンウィークなどの前後につなげて利用することもできる。自分の誕生日を記念日として設定している社員が多い。
また、入社5年以上の社員が、5年ごとに連続5日間の休暇を取得できる「リフレッシュ休暇」も導入された。土日と併せて取得することで最長9日間の休暇が可能となる。休暇は旅行などに利用する社員が多いが、家事や育児に参加できたという社員も多く、家族とのプライベートな時間でコミュニケーションを深めることで、気持ちがリフレッシュして仕事へのモチベーションも向上している。

テレワーク制度の導入を目指し環境を整備

浅草という都内でも有数の観光スポットに本社を構える同社では、常に街が観光客で混み合うため、通勤時間に限らず移動の妨げとなってしまうことがある。そのためテレワーク制度の導入は早期に進めなければならない課題として考えている。既に全国の出張所や分室、さらに現場の監督とはWeb会議アプリを使用して打ち合わせが行えるようになっている。この環境を推し進め、自宅にいても仕事ができるテレワーク制度を整えることで、育児や介護を支援するための準備に取り組んでいる。

経営者・人事担当者のインタビュー

青島 光儀 経営管理部 部長

社員のモチベーションがアップし
業績に大きく貢献

当社は2017年に、経済産業省より「健康経営優良法人2017」の認定を受けました。その後も2018年、2019年と3年連続で健康経営優良法人認定を受けています。社員の定着率も高まり、働き方の改善を進めてきた成果だと思っています。社員のモチベーションが上がり、近年は労働時間の短縮による残業費の削減と好調な業績に大きく貢献しています。
取引先から「弊社でも働き方改革や健康経営の取組を行いたいのですが、どうすればいいですか?」という相談を受けることも増え、当社の社会的な評価と信頼につながっていると思います。働き方改革によって企業と社員が、良い形でWin-Winの関係で結ばれていることを実感しております。

働き方改革、
現場の生の声を聞きました!

田中 孝之 技術部 工事グループ

時差出勤制度やリフレッシュ休暇活用で、
子育ても仕事もバランス良く

工事グループに所属しているので、現場に立ち会っていることが多いです。時差出勤制度では、今年、双子の子供が生まれたので、早く帰って育児を手伝えるように8:00〜16:15の勤務時間を選んでいます。子供が生まれた後に引っ越しもあったのですが、連続5日間のリフレッシュ休暇を利用しました。子供の育児でなかなか準備ができずにいたのですが、リフレッシュ休暇があり本当に助かりました。
いつも複数の現場を抱えているので、労働時間を短縮するために打ち合わせはWeb会議で行ったりと、1日の業務時間内でできることを考え、効率的に進めることを意識しています。

「森平舞台機構株式会社」に聞く!働き方改革の取組と成果

働き方改革宣言をした「森平舞台機構株式会社」を訪問し、働き方改革の取組内容や成果などを伺いました。