TOKYO 働き方改革宣言企業

医療,福祉
株式会社三恭

本社所在地:杉並区

常用労働者数:206人(2020年8月時点)

株式会社三恭

従業員のライフワークバランスの推進を目指して働き方・休み方改革に全社的に取り組みます。

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保育士の事務作業をICT化で軽減し、雇用の安定を目指す

 株式会社三恭は、保育教材や遊具などの設計・販売を手掛ける株式会社チャイルド社の関連会社で、杉並区内で保育所「パピーナ」6園を経営している。
 保育士は、家庭への連絡帳記入や行事の準備など事務作業が非常に多い。時間外労働の削減はもちろん、保育士の離職を防ぐため「TOKYO働き方改革宣言企業」に参画した。
 保育記録や保育士の勤務管理でシステムを導入するなどICT化に取り組んでいる。月1回の園長会も事前の資料配布で時間を短縮し、オンライン会議も取り入れて効率化を進め、長時間労働を抑制するための勤務間インターバル制度も導入した。働き方の改善が進んだ結果、保育士が子どもと向き合える時間が増え、保育の質が高まった。

取 組 内 容

働き方の改善

・園長会を通じ各園に働き方改革推進法を社員に周知し、働き方の改善について理解を深める。

・会議の回数検討とメールの活用。

・時間外・休日勤務の事前申告制を導入する。

・勤務間インターバル制度を導入し、運用する。

休み方の改善

・定期的に有給休暇管理簿を還元し年休取得状況の把握をし、管理職から声掛け等休暇取得を促す等取りやすい雰囲気を作る。

・時間単位での年次有給休暇制度を導入し、運用する。

当社の働き方改革①

保育管理システムで、時間外労働を削減

 専用の保育管理システムを導入し、園児の保育記録や月ごとの指導計画をシステムで管理して、パソコン上で入力や修正がスムーズにできるようになった。
 保護者がICカードをタッチすることで、登園・退園時間を自動入力するシステムも取り入れ、保護者から直接徴収する保育料の計算も自動でできるようになり、保育士の負担が減った。ICT化で、保育士の1日の時間外労働時間は、働き方改革宣言前に比べて平均2時間程度削減できた。

当社の働き方改革②

時間単位の休暇制度導入で取得率アップ

 保育士の勤務は午前7時30分から午後7時30分までの間で、実働8時間のシフト勤務制となっている。休暇が取りづらかった環境を改善しようと、2019年から1時間単位で取得できる有給休暇制度を始めた。有給休暇管理簿の活用で、有休取得状況を把握し、計画的な取得ができるよう勤務シフトを調整した。
 保育士たちが協力しながら休暇を取るようになり、働き方改革宣言前後で有休取得率が65.8%から82.8%へと上がった。

INTERVIEW

神戸敏文常務取締役

ICT化による働き方改革を推進

 保育士の採用を取り巻く環境は厳しく、預けたい子どもが増える中で、世の中の仕組みが追いついていない現状があります。いかに優秀な保育士を確保するかを考えた時に、労働環境を整え、長く働いてもらうことが、採用活動と同じくらい大切だと考えています。ICT化による働き方改革を進めることで、安定した雇用の確保を目指しています。

矢作安里本天沼保育園 保育士

時間単位の有休で、子どもの行事への参加が可能に

 11歳から17歳まで4人の子どもがいるので、保護者会や三者面談の時間、行事日程もバラバラです。丸1日休む必要はないけれど、仕事を早退すれば、行事に参加できるという時に、時間単位の有給休暇を有効に使っています。また、ICT化による事務作業の負担軽減で、園児一人ひとりと丁寧に関われるようになったと感じます。