TOKYO 働き方改革宣言企業

製造業
エコール・クリオロ株式会社

本社所在地:板橋区

従業員数:98人(2020年8月時点)

エコール・クリオロ株式会社

ワークライフバランスの推進を目指して、残業時間を削減し、かつ有給休暇の取得率をあげられるよう働き方改革に全社的に取り組んでいきます。

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手作りが尊ばれる業界で、効率化や負担軽減を推進

 エコール・クリオロ株式会社は、洋菓子の製造・販売、カフェの運営などを手掛けている。同社は業界としては珍しい週休2日制を20年前から導入し、最新機器を取り入れて作業の効率化も図ってきた。手作りが尊ばれる業界で、残業時間の多さが課題になっていたが、社員の身体的な負担を軽減したいと、「TOKYO働き方改革宣言企業」に参画した。
 働き過ぎを防ぐため、月の半ばで実働時間を集計して各部門長に連絡。部門長は規定の残業時間を超えそうな社員の仕事を他に振り分け、負担を軽減している。製造部門の出勤時間も、繁忙期を除き、午前6時から同6時半に繰り下げた。2020年からは半日休暇制度を新設。これらにより、社員の士気が向上し、時間に対する意識も高まっている。

取 組 内 容

働き方の改善

・業務改善に関する意見箱の設置をする。

・製造計画、製造工程の見直しをして製造の効率化を図る。

・精神面的に士気を向上させ製造効率を上げる為、ラボの出勤時間を変更する。

休み方の改善

・有給休暇の半休取得制度を導入する。

・有給残数と更新月を定期的に従業員に伝達する。

・マネージャーが各部門長へ有給取得の促進の為に月に1回打ち合わせをして、休暇取得をしやすい雰囲気を作る。

当社の働き方改革①

手作りと機械化のバランスを見極める

 手作りとのバランスを見極めながら、味に影響しない工程は積極的に機械化を図った。ケーキを水流でカットするウォーターカッターを10年前に導入したことで、ケーキを型から取り出す作業が楽になり、その後も最新の冷蔵技術や作業機械を取り入れて、労働時間を抑えた。
 また、以前はパティシエが在庫管理や発注などのデスクワークを行うこともあったが、生産管理部を強化し、作業を一手に任せることで、製造の職人がお菓子作りに集中できるようになった。

当社の働き方改革②

社内SNSを幅広い業務に活用

 コミュニケーションを密にするため、3年ほど前から社内SNSを導入し、部署を越えた情報共有が気軽にできるようになった。残業申請や会議の議題の事前通達、顧客から届いた意見の共有など、幅広く活用して業務改善につなげている。
 また、社員同士が手書きで感謝の気持ちを伝え合う「サンクスカード」を取り入れたり、廊下に誰でも投稿できる意見箱を設置したり、風通しのよい職場作りにも積極的に取り組んでいる。

INTERVIEW

岡田 愛 専務取締役

業界全体の働き方を変えたい

 パティシエになっても、長時間労働に苦しんで1、2年で辞めてしまうという業界全体の働き方を変えようと、「TOKYO働き方改革宣言企業」に参画しました。「元気で働くためにはプライベートの充実が必要」という考えのもと、手の込んだお菓子を作るという思いは守りつつ、会社として機械化を進めるなど臨機応変に効率化を進めています。

加藤洋平スー・シェフ

職人の感覚と技術は生かしつつ、効率化

 労働環境が整っているところに魅力を感じて入社しました。以前は「非効率でも手間を掛ければいい仕事ができる」と思っていましたが、今は職人の感覚と技術を生かしつつ、単純作業は機械を使って少人数で生産性を高めていくように心掛けています。社内SNSで販売部門からお客様の反応も共有されるので、製造現場にもプラスになっています。